生理前の時期になると、PMS症状として動悸や不整脈、ふるえ、息苦しい、ふらつきなどを感じるケースがあります。
突然訪れる不調で、「仕事や家事が手につかなくなる……」という深刻な場合もあり、世の女性たちを悩ませている不快な症状です。
それでは、このPMS期に訪れる動悸やふるえの対処法はあるのでしょうか?
女性特有の動悸やふるえの原因を知り、症状の改善を目指していきましょう。
Contents
PMSによる動悸や不整脈、ふるえ症状の原因と対処法
動悸や不整脈、ふるえ、ふらつきなどの症状は、自分が自分でなくなったように感じたり、重い病気にかかってしまった気持ちになったりと、精神的にも不安で辛いものです。
生理前限定とはいえ、放置してしまうのは危険なこれら症状の、原因と対処法をご紹介いていきましょう。
1.PMSによる動悸や不整脈、ふるえ、息苦しい症状の原因
生理前にだけ運動したわけでもないのに脈が速い、息切れする、フラフラする……その原因は、排卵後に分泌される黄体ホルモン「プロゲステロン」にあります。
排卵を境に「プロゲステロン」の量が増えることで、自律神経のバランスが乱れ、動悸などの症状を引き起こします。
動悸やふるえだけでなく、同時にめまいや息苦しさなどを感じることも多く、寝込んでしまったり、会社を休んでしまったり、という重い症状になる場合もあるでしょう。
PMS期はセロトニンの分泌量が低下し、普段よりも不安を感じやすい時期です。
動悸などの不調をこの不安が合わさることで、辛さが倍増し、どんどん身動きが取れなくなってしまうのです。
動悸や息苦しさの不安から、無意識のうちに呼吸が増え、過呼吸で倒れてしまった……という例もあるため、「寝ていれば治る」と安易に考えてしまうのは厳禁ですよ。
2.PMSによる動悸や不整脈、ふるえ症状の対処法
それでは、PMSによる動悸や不整脈、ふるえ、息苦しさの症状が出てしまったら、どうしたら良いのでしょうか?
対処法その1 深呼吸で気持ちを落ち着かせる
症状が動悸や不整脈、ふるえの場合は、まずその場で立ち止まりましょう。
心を落ち着かせるために、深く深呼吸をし、ゆったりとした気持ちで構えることが大切です。
いつでもリラックスできるように、PMSの時期は、締め付けの強い肌着や衣類は避け、髪もきつく結ばないなど、ゆるゆるとした生活を心がけるのも良いでしょう。
普段から腹式呼吸を取り入れておくことで、症状が出にくくなるというデータもあります。
息苦しさで過呼吸になりかけた経験がある、という場合は、呼吸をコントロールできるようにしておきましょう。
酸素を取り込み過ぎないよう、“10秒間息を止めてから浅く吸って吐き、まだ10秒止める”という呼吸法を繰り返すことで楽になります。
いざという時パニックにならないよう、秒針のある時計を常に持っておくと安心です。
以前はビニール袋を口に当て呼吸する、という方法が一般的でしたが、窒息の恐れがあるため、現在では推奨されていません。
安心の為にビニール袋を持ち歩いている、という場合は、今すぐ呼吸コントロール法へ切り替えるようにしましょう。
動悸やふるえなどのPMS症状は「いつまで続くんだろう……」という不安な気持ちに苛まれがちですが、生理前の間ずっとドキドキしっぱなし、という女性はさすがにいません。
どのくらいで落ち着くのか、余裕のある時に一度時間を測定し、「〇分だけ頑張れば大丈夫!」といった指標を持っておくのも良い手段です。
その他にも、大きくのびをする、首をぐるぐると回してみる、リラックス効果の高いツボを押してみる、お気に入りのチョコやキャンディなどを持ち歩き、症状が出たら口にする、という方法も症状軽減に役立ちますよ。
対処法その2 リラックスできる空間を作る
動悸やふるえが起こらないようにするためには、穏やかな生活を送ることが重要です。
ストレスで追い詰められている、忙しくて睡眠不足、というような状態では、PMS症状が強く出てしまう場合があります。
そのため、普段から意識して、落ち着ける空間作りを心がけましょう。
「安眠のためにハーブティーを飲む」
「お部屋をアロマなどで良い香りに保つ」
「疲れを感じたらすぐに休息をとる」
「リラクゼーション効果の高い音楽を聴く」
「お風呂上りにマッサージをする」
「プチ贅沢してお気に入りのスイーツを食べる」
など、PMS期は普段以上に、静かで楽しい毎日が送れるよう気遣うことで、動悸やふるえの症状を減らすことができますよ。
また、“スポーツ”や“激しい音楽のミュージシャン”が好きという場合は、無理に落ち着くことで余計なストレスを抱えてしまう場合もあります。
「一般的にはこうだから!」と無理することなく、運動やカラオケなど、脳が楽しいを思える場所に身を置くようにしましょう。
対処法 その3 サプリメントや漢方に頼る
PMS症状の多くが、ホルモンバランスや自律神経の乱れから起きています。
そんな女性特有の症状に効果が高い、サプリメントや漢方を試してみるのも良いでしょう。
身体に優しい、人気のハーブ系サプリメントは、手軽に購入できる上、飲み続けることで症状が出にくくなる、という嬉しい口コミもあります。
動悸やふるえで辛い……という女性が毎日の習慣として取り入れれば、症状の軽減を期待できるでしょう。
また、この時期にふるえが起きる場合、PMSによる貧血症状が原因である場合もあります。
貧血の疑いがある場合は、サプリメントと合わせて鉄分の補給も行ってあげましょう。
その場で動けなくなったり、全身のふるえで仕事へ行けなかったり、というほどの深刻症状の場合は、医療機関を受診し、漢方薬や抗不安剤、ピルなどで管理してもらうこともできます。
自分のPMS症状はどのレベル?と悩んだら、日常生活が送れるレベルかどうか、そして、生理が始まったらきちんと症状が止まっているか、を確認してみましょう。
当てはまらない場合は、別の病気である可能性もあるため、医師の診断を仰いでくださいね。
さいごに
PMSによる動悸や息苦しさは、周囲からなかなか理解が得られず、不安や苦しみが倍増してしまう症状です。
今だけだから、と無理せず、少しでも症状が和らぐ生活習慣へシフトしていきたいですね。
まずは、サプリメントやリラクゼーションの時間を取り入れ、ドキドキの回数を少しずつ減らしていきましょう。
「一生このままかもしれない……」という気持ちが「楽になってきた」へ変わることで、今までよりもずっと前向きで、元気な自分に出会えますよ。

